触らぬ神に祟りなし
2009年01月14日
触らぬ神に祟りなし
昨年暮れの話です。
ある方からの話ですが、
お子さんの体調を直すのに、本で見つけた整体師さんのところに、
わざわざ向いていったというのです。
その場所は、県外ですから数百キロ離れています。
その決断もなかなか大変な事です。
僕のところにも、遠方からはるばる来られる方がいらっしゃいますが、
やはり相当な覚悟をして、皆さん行かれるのでしょう。
その方が着いたのは、夜になってから。
そこで、整体をしてもらいながら、
ひょっとして今の体の症状は、家にも問題があるかもしれない、という事で、
近くに知り合いで家相を観て占う先生がいて、自分も世話になっているから、
一度見てもらうといいよ、と言われ、
行ったついでに、その方を紹介してくれたのでした。
連絡をすると、今大事な会合の真っ最中だとのこと。
しかし、その整体師さんの口添えで、急遽戻ってきてもらい、
その日の内に見てもらうことになったのです。
そうしたら、家の間取りで、一階のトイレと、台所のキッチンの位置が、
鬼門に当たっていて、いけないというのです。
その為に、土○神様が怒っているから、お詫びして鎮めなければならない。
という事で、まず神棚に塩、米、御神酒をお供えしなさい。
そしたら、お盆の上にそれらを乗せて、家の外側から、
建物の角に、塩、米、御神酒でお清めをしなさいと・・・
その方は、家をたてる時に、某観音○○教に出向き、
家相を見てもらって、問題ないと言われていたのです。
後で、その整体師さんも、問題ない間取りに見えますが、と言われていたそうですが、
見る人が違うと、また見方も違ってしまうようです。
それは、兎も角としまして、
お子さんが元気になるためには、そのご両親も必死ですから、
言われるままに、翌日、言われたことをやったのだそうです。
たまたま、その方とは、少し連絡が途絶えていたのですが、
あることをキッカケに、
また連絡を取り合うようになりまして、
お邪魔した時に、そのような話を聞かされたのでした。
話しの中で、いろいろと気になる事もあったのですが、
その方は、台所の事を気にされて、キッチンの向きを変えるかどうか
迷っている様子です。
その方が本当にしたいのならば、別にかまいませんが、
そのような事を言われて、迷いの中でもし、決断してしまったら・・・
おそらく、物事は何も変わらずに、効果すするのは目に見えています。
もし、キッチンの向きで本当に、お子さんの体が良くなればいいですが、まずあり得ない話です。
実際、その場所の波動を見ても、全く問題も感じられません。
そこで、その方に言いました。
「キッチンの向きを変えるのは構いませんが、
やる前に、その占い師?さんにこのように話をしてください、
あなたの言うことを信じてリフォームしますが、
これでもし、何も効果がなかったら、
工事費用は全額そちらで負担してもらいますが、いいですかと、
そのように念を押してください。
しかし、おそらく、そのような事に責任は持たないでしょう。」
と。
それだけの根拠と自信を持っている方は、おそらく皆無でしょう。
その方は、その話しに納得された様です。
さらにこんな事も言わせてもらいました。
「もし、僕が神様だったとして、
その場所に家相の悪い建物を造って、腹を立てているとします。
その時に、敷地に塩と、お米と、御神酒をまいて、
鬼門除けという子供だましは許しませんよ。
天罰として、全部破壊してしまいますよ。
こんな子供だましで、神様が納得するのですか。
しかし、本当の神様ならば、どんな作りであろうが、
そこに縁あってすむ人の繁栄を願い、協力するのが本当ではないでしょうか。
その土○神というのは、本当の神なのでしょうか。」
という事も、言わせてもらいました。
しかし、お清めをして、建物の周囲の波動が高まっていれば、
確かにアドバイス通りだったという事になります。
そこで、念のため波動を見てみました。
すると・・・・
全ての箇所がマイナスです。
これには驚きました。
しかも、蛇の霊がたくさん集まってきてしまっている、
という波動がでています。
幸い、まだ家の中は大丈夫です。
放っておけば、家の中に入るのは時間の問題です。
急いで、すぐに全部払いましたから、良かったですが、
危ないところでした。
遠方に行って、高いお金を使って、結果がこの有様では、
あまりにも悲しすぎます。
人の無知を餌に、このようなことを相変わらずしている人達は、
いずれ、大きな反作用を受け、大きな苦しみを自ら味わうことになるでしょう。
仮に善意の気持ちでやっているとしても、
間違っているもののからの、作用は誰であれ、
免れる事は出来ないことを知るべきです。
一日でも早く、このようなバカバカしい事が、
この世から、またあの世からも、消えていってほしいものです。
その日は、非常にやりきれない気持ちだけが心に残ってしまいました。
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